2人目出産で上の子の性格が変わる? イライラ・わがままに育てない子育て5つのルール
2018/10/03
2番目の子供を出産したら、1番目の子はお兄ちゃんかお姉ちゃんになるのですが、「上の子、下の子」と呼ぶのも「日本独特の言い回しなのかなー」と思います。
年齢の序列意識が薄いアメリカだと第1子、第2子で区別しなくて、男兄弟は上でも下でもbrother、女兄弟つまり姉妹ならsister ですよね。
でも外国の育児も、上の子下の子で育てられ方が違うようで、昔ボクが知り合いだったアメリカ人は責任感が強くて、弟たちと妹の面倒をよく見ていました。
ボクも2人の子供の親ですが、2番目が出産した時、上の子にどう接するかを奥さんと相談しました。
そこで「上の子の育て方」のボクなりの考えを紹介したいと思います。
上の子の育て方 気になる事は?
1番目の子の育児は何しろ手探りで、「こんな風にして大丈夫?か」「育児書通りじゃないけどこんな方法でいいの?」とすべてが手探りで、緊張と不安の連続の毎日でした。
免許取り立ての運転手と一緒で、胸には初心者マークをたくさん貼ってましたね。
赤ちゃんには「パパって全然できてない」って思われてたと思います(^^)
そんなボクたちの緊張や不安を敏感に察知して、「パパやママが困らないようにしっかりしなきゃ」と小さな頭で考えてくれていたのかもしれません。
上の子は「責任感が強くて慎重」と言うイメージは、パパやママの期待に応えようとしたり、試行錯誤している親の姿に反応したものじゃないかな、と感じます。
育児本の「上の子の特徴と育て方」と言うアンケートを見ていたら、2人目を育てているママたちも気になっていることが似ているようです。
●過保護に育てている
●「ダメ」と言いすぎている
●甘やかしすぎている
初めての赤ちゃんには、どうしても過保護や甘やかしすぎになっているようです。
2番目の「ダメと言いすぎている」は「厳しく育てている」のかなと思ったのですが、そのアンケートだと「厳しくしすぎている」ママはとても少なかったので、「ダメ」は「厳しく」はニュアンスが違うようです。
「ダメ」は赤ちゃんを心配した結果の言葉で、その中に深い愛情を感じますよね。
「ダメダメ」が魔法の言葉だとすぐに言うことを聞いてくれそうですが、実際にはそんなわけにはいきません。
上の子の特徴は、かたくてしっかり
多少育て方は違っても、世の中のパパやママはみんなボクと同じように感じたり考えて子育てをしていると思います。
そのせいか、上の子は似たような特徴で育っているようです。
●慎重
●責任感が強い
●几帳面
●世話好き
●要領が悪い
これを見て「ボクの兄貴の事?」と思うほどで、パパやママの接し方が影響している子供の性格は、大人になっても変わらないみたいですね。
慎重
慎重なのは、ママがいつも見守ってお世話をすぐにしてくれる環境なので、「自分からやってみよう」「チャレンジしてみよう」と言う気持ちが育ちにくかったのかなと思います。
でも軽はずみな行動をしたがらないので、親から見れば安心ですよね。
責任感が強い
責任感が強いのは、パパやママの期待や愛情を一身に受けてきたので、それに応えようとする子供ながらの気持ちで、親としてはうれしいです。
弟や妹ができて、兄弟のリーダーと言う意識が責任感を育ててくれますが、それは3才~4才ごろからの特徴だそうです。
上の子が几帳面になりやすいのは、初めての子でパパもママも「きちんとお世話しなきゃ」と言う思いが強いからではないでしょうか。
2番目の子になると、要領よく子育てしていると言えば聞こえが良いですが、単に手を抜いているだけかも?
世話好き
これはやっぱり弟や妹の面倒を見ているうちに、大人から褒められて世話をやくのが好きになっていくのでしょうね。
どんどん褒めて、家のお手伝いをいっぱいしてもらえるような世話好きに育てていきたいです。
要領が悪い
要領が悪いのは、親の構いすぎが原因でしょうね。
小さい時は親がカバーできるので良いですが、中学生や高校生になっても親があれこれしないといけないのはちょっと問題ですね。
上の子の育児で後悔していることは…
下の子ができてから、上の子の子育てが「あんなに頑張らなくてもよかったかも」とか、「2番目の子は手抜き気味」と思うことがあります。
育児のキャリアができて、初めての子育てを振り返ったときに「ちょっと後悔」と感じていることを紹介します。
あの頃を振り返ると、ほどほどに手を抜いても大丈夫だったかなと思うことが多すぎです。
例えば、育児書の通りに真面目に順番を守ってのお世話。
布おむつ、手作りの離乳食、泣いたら抱っこと、たくさんたくさん手をかけていましたね。
寝かしつけても時間通りにならないと、イライラ気味な奥さんの顔。
男のボクでもこう思うのだから、赤ちゃんや子供に距離が近いママはもっといろんなことを感じていると思います。
まぁでも、上の子も下の子も奥さんの母乳のおかげで大きく元気に育ってくれて、ありがたいことです。
だからどんな性格の子になってもボクたちの子供には変わりないし、育てることの責任をさらに深く感じています。
上の子の育て方、5つのルール
上の子は下の子に比べて「過保護」や「甘やかしすぎ」になるなどの落とし穴がありますが、後悔しないためにボクなりのルールを考えてみました。
過保護になっていることに気づく
生後10ヶ月ぐらいになると離乳食を自分で食べたがったり、1才過ぎぐらいになると1人で服や靴を履き始めたり、自立への第一歩を踏み出します。
パパやママがやったほうが早いから、ついつい手を出してしまいがちですが、ぐっとこらえて見守るのが大事かなと思います。
自立心が芽生えていた子供は、児童館や保育園でも親が手を貸さずに遊べるし、子供なりの世界が作れるようです。
たくさん甘えさせる
「構いすぎる」のと「甘えさせる」は似ているようですが、ボクは全然違うと思います。
「構いすぎる」のは親が必要以上に手を出すこと、つまり親からの行動です。
「甘えさせる」は赤ちゃんが求めることを受け入れてあげる、つまり子供からの行動です。
赤ちゃんが求めるのは「モノ」ではなく「愛情」ですよね。
たくさん抱っこして安心感を与えてあげると、自分が守られていると言う思いが強くなり、自己愛が育っていきます。
自分が愛されている、甘えられて安心と言う気持ちが、パパやママはもちろん他の人を信頼する心を育んでいくと思います。
たくさん褒めてあげる
「褒めて育てる子育て」に取り組んでいるパパやママも多いと思います。
ボクが気をつけているのは、期待が大きすぎることを子供に望まないことです。
赤ちゃんは1ヵ月すれば、先月できなかったことがどんどんできるようになってきますよね。
だから今できなくても、2ヶ月先にできることもあるだろうし、他の子ができて自分の子ができないことも将来は逆転する可能性だっていっぱいあるわけです。
赤ちゃんは「できの悪い人」ではなくて「人としての基礎」の部分です。
基礎の部分を否定的な言葉で傷つけて弱くするよりも、褒めて基礎を硬く作るのが長い人生を生きるのに大切なことだと思っています。
親がお手本になる
「親がお手本になる」なんて言えば、「どんなにエライ人やねん」とバッシングを受けそうですね。
「お手本にならなきゃ」と思うこと自体が、ちょっとおかしいかなと思います。
例えば、朝起きたら「おはよう」、ご飯の前に「いただきます」、寝る前の「おやすみ」は家庭の中の基本的なルールだし、当たり前のことが子供のお手本になると考えるからです。
子供に「ありがとうは?」と言わせるのに、パパやママ自身が「ありがとう」と相手に伝えないのは、子供のお手本になっていないですよね。
ボクは「はい」の代わりに「ありがとう」と言うことが多いのですが、もしパパが「ありがとう」と言わないなら、子供をしつけるついでに「子供のため」と言ってご主人も教育してみてはどうでしょうか。
学習能力を高めさせる
上の子には期待が大きいので、ついつい「ダメ」と言ってしまいがち。
命に関わるようなことはダメですが、多少危ないと思っても口を出さず手も出さずがボクの基本です。
人間は何かを経験して、そこで学び考え成長していく動物です。
経験しないことには応用力もつかないし、本当に危険な場面にあったときに対応しきれないからです。
大人が無理だと思っても、子供に予想以上の運動能力が備わっている場合もよくあるので、子供の成長の芽を摘み取らないように見守っていきたいと思います。
最後に
どんな性格も長所にも短所にもなるので、これから成長する段階で、子供の性格に合った育て方をするのが大事だと思います。
健康でいい子に育って欲しいのは、どの親でも一緒です。どんな子供に育つのか、大きくなったら何になるのか、今から楽しみです。
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