ピロリ菌が赤ちゃんや子供にうつる原因は防げる!除菌対策の新常識

      2018/10/03

先日実家に帰ったら、母が「○○さん、ピロリ菌にかかって入院したらしいのよ。」と一言。

「去年はテレビや新聞でピロリ菌ってよく聞いたけど、最近耳にしないよね。」と言うことで、ピロリ菌の話題になりました。

でも「ピロリ菌って何なの?」と言う話になったとき「お腹の中に悪い菌がいつく」と小学生が言いそうな答えしか出てきませんでした。

「ピロリ菌」の名前は知っているけど、どんな病気なのかわかってない人もたくさんいると思います。

そこでピロリ菌の症状や感染経路、ピロリ菌にならないために気をつけたいことなどをまとめてみました。

母親がピロリ菌なら、子供も感染している可能性が…

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ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリの略)は胃に生息する細菌で、胃の中は強い酸性で細菌が住めないと思われていたので、1983年まで発見されなかったそうです。

子供が小さいときに口から感染する可能性があるので、口から感染するならキスもダメなのと思いましたが、キスは大丈夫だそうです。

キスのように普通に口と口が触れる位なら、ピロリ菌が移る事はありません。

ピロリ菌は胃に生息していますが、ゲップや嘔吐で喉元に出てくることも考えられるので、食べ物の口移しは避けなければなりません。

ピロリ菌の保菌者の中には自覚症状がない人がほとんどなのですが、実際には日本人の3人に1人が保菌者と言われているそうです。

気付かないけどピロリ菌になっているのも怖いですが、想像していた以上に身近な病原菌で、私もなってないと自信を持って言えません。

日本のピロリ菌感染率は10代は5%ほどで低いですが、年齢が上がるにつれ感染率も高くなります。

30歳代で感染率は30%位、50歳になると60%、60歳では80%になっています。

感染経路は口を通して感染していく経口感染で、今のように上下水道が整備されてなかった昔は、井戸水などから感染したようです。

ピロリ菌は5歳までに感染しなかったら、その後は感染しにくいと言われているので、高齢者になるほど感染率が高いのは、戦後の衛生環境があまり良くなかったせいかも知れません。

母親が保菌者だと子供もピロリ菌に感染するリスクが高くなるので、おばあちゃんが保菌者だとママも保菌者になっている可能性もあるのです。

子育て中のママと赤ちゃんや小さな子供は、お互いの口元が近くなることが多いので、子供に感染するリスクも高まるようです。

ピロリ菌になっていても自覚症状がない人がほとんどなので、自分の母親がピロリ菌に感染していたり、不安なら検査を受けた方が良いでしょう。

 

ピロリ菌は、ガンになる原因のひとつ

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以前よく耳にしたピロリ菌ですが、ピロリ菌ってどんなふうに体に悪さをする菌なのでしょう?

ピロリ菌に感染したら、除菌するまで胃に住みつかれて胃の粘膜を荒らされてしまいます。

胃ガン等の胃疾患の原因になる菌とも言われていて、胃がん患者の80%以上が感染者です。

ピロリ菌に感染しても症状が出ない人もいるので、感染しているのになかなか気がつかなくて、どんどん胃の粘膜が荒らされていくのがこわいですね。

同居している家族や自分の両親が、胃炎や胃潰瘍になっている人がいるなら、ピロリ菌の症状がなくても念のために検査を受けだほうがいいそうです。

ピロリ菌で胃の粘膜を荒らされると慢性胃炎になって、悪化すると胃潰瘍を引き起こします。

もっと悪くなると胃ガンになる可能性が高まって、ピロリ菌保菌者の0.4%の人が胃ガンになっています。

ガンになるまで「ピロリ菌に気がつかなかった」と言うのはさすがにないでしょうが、ちょっとでも胃の調子がおかしいと感じたら検査を受けたいですね。

 

ピロリ菌検査と治療方法。健康保険は効くの?

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ピロリ菌検査にはいくつかの方法があるそうです。

●内視鏡を使う検査
●内視鏡を使わない検査(採血、尿、呼ぶ気持ち、便検査)

内視鏡検査をして慢性胃炎と診断されで、ピロリ菌の確認感染が確認されれば、健康保険を使って治療が受けられます。

治療方法は「除菌治療」閉じると呼ばれるもので、1週間に朝夕2回の薬を飲むだけです。

薬を飲むだけの治療だったら、悪化して胃潰瘍や胃ガンの手術を受けることを思えば、早期治療をしておく方がいいですよね。

初めての除菌治療(一次除菌治療)の成功率は約70%なので、成果は高そうです。

でも除菌治療に使う抗生剤でも効かない菌が見つかったので、一次除菌の成功率が下がっています。

一次除菌で薬を服用して、4週間以上後に除菌判定試験を行います。

除菌に失敗した場合は、一次除菌と同じように二次除菌治療をしますが、健康保険の適用が受けられるのはここまでです。

赤ちゃんと子どもにピロリ菌を感染させないために

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お母さんが保菌者だと子供もピロリ菌に感染しやすい状況になりますが、大体5歳までに感染するそうです。

5歳までと言うのは、幼児期の胃の中は酸性が弱くて、ピロリ菌が生きのびやすいからです。

と言う事は、親から子供への家庭内感染を食い止めようと思えば、5歳までに感染させないようにしっかり気をつければいいですね。

でも赤ちゃんがピロリ菌に感染しても、感染したかどうかは判断がつきにくいそうです。

赤ちゃんがミルクを飲んだ後、吐いてしまうことがありますよね。

ピロリ菌に感染した赤ちゃんが胃炎などの胃疾患になって吐いても、ミルクの吐き戻しと区別がつかないので判断がつきにくいためです。

 

あの○○を食べるとピロリ菌の予防に!

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胃腸を整えて便秘にも効くと人気のLG21乳酸菌ヨーグルトが、ピロリ菌の除菌治療にも効果があるそうです。

たくさんの乳酸菌がある中で、LG 21乳酸菌は胃酸に強くて胃の中にとどまる性質があるので、ピロリ菌の増殖を抑える効果があります。

日ごろからLG 21乳酸菌を摂っていれば、ピロリ菌を減少させられるようです。

毎日の食事でヨーグルトを摂ったりサプリメントで補うなどをして、日ごろからピロリ菌対策を心がけたいですね。

ところで、ピロリ菌を調べていると「マヌカハニー」と言う言葉に出会いました。

「マヌカハニーって何?何?」と思って調べたら、ピロリ菌を除菌する効果があるニュージーランドで生産される特別な蜂蜜のようです。

蜂蜜に殺菌力とは知りませんでした(^^;;)。蜂蜜をなめて舌がピリピリするのは、殺菌作用のせいなのでしょうか?

赤ちゃんに蜂蜜を与えてはいけないのは「ボツリヌス菌」が含まれているからですが、蜂蜜の殺菌力でもボツリヌス菌が死なないので、よほど気をつけないといけないですね。

 

調べてみたら、マヌカハニーの効果がすごかった!

マヌカハニーは、ニュージーランドやオーストラリア原産の灌木種の一種、ギョリュウバイ(御柳梅)フトモモ科の一種「マヌカ」に咲く花の蜜を集めたものだそうです。

(出典:http://photozou.jp/)

(出典:http://photozou.jp/)

 

画像はギョリュウバイですが、ビビッドピンクの綺麗なお花です。
私はガーデニングが趣味で春になるとあちこち梅を見に行くのですが、こんな色は見たことがありません。

マヌカハニーには強い殺菌作用があって、胃潰瘍や胃ガン、歯周病などの原因と言われるピロリ菌を取り除いてくれるのだそうです。

強い胃酸の中でも生きるピロリ菌のほかにも、大腸菌、腸球菌、黄色ブドウ球菌といった腸内細菌も殺菌すると言うすごい効果があります。

こんなに強い殺菌力があると逆に心配ですが、乳酸菌などの善玉菌を活発化させてくれて、まさに「悪をくじき、弱きを助ける」スーパーヒーローのような蜂蜜のようです。

そのほかの効用も挙げればキリがないのですが、

●虫歯、口内炎、歯周病の改善・予防
●喉の痛み・鼻のつまりの改善
●風邪予防
●コレステロールを下げる
●切り傷、ヤケドの治癒
●炎症の緩和

と、マヌカハニー1ビンあれば、他の薬はいらないんじゃないの? と思うぐらい色々な症状に効用があるみたいです。

マヌカハニーは、他の蜂蜜と同じように赤ちゃんにはあげられません。

赤ちゃんのピロリ菌対策は、やっぱりママから赤ちゃんへの家庭感染をなくすのに注意することが一番ですね。

私は大人なので、マヌカハニーは大丈夫です(^^)
毎朝1さじ蜂蜜を摂ってるので、マヌカハニーにチャレンジしてみようかと思ってます。

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