NHK放送”血糖値スパイク”で突然死の危険!症状とカンタン予防法

      2018/10/02

血糖値スパイク

10月8日放送予定のNHKスペシャルで報道予定の「“血糖値スパイク”が危ない」。

ヤフーニュースにも取り上げられて、「血糖値スパイク」って何だろう?と興味が…。

健康診断では正常なのに血管異常で、最悪の場合、突然死に襲われる症状が「血糖値スパイク」。

一般的にはグルコーススパイクと呼ばれています。

「血糖値スパイク」もそうですが、予防できるんだったら過剰に心配しなくていいですよね。

糖尿病の家系で、40年余り糖尿病食を続けてきた経験から、予防や検査方法、食事方法、最後に血糖値を下げ効果がある「葉」をご紹介します。

 

「血糖値スパイク」の症状は、軽い異変からはじまる

血糖値スパイク

最近40~50代に見られる傾向で、普段の血糖値は正常なのに、食後の短時間にだけ血糖値が急上昇するというものです。

「血糖値スパイク」の症状は、食後すぐに現われる次のような異変です。

・頭痛やめまい
・片方の手足のしびれ
・ろれつが回らなくなる
・急に胸が痛くなる
・物が二重に見える
・歩けない立てない
・片方の目が見えにくくなる
・言葉が理解できない言えない
・吐き気やおう吐

ただ血糖値が急上昇した後、いったん正常値に戻るので、健康診断などで血管の異常が見つけにくいのが特徴となっています。

血糖値が高いと、血管で動脈硬化が進んでしまいます。

動脈硬化とは、動脈の中にコレステロールや中性脂肪が詰まったり、硬くなったりして弾力性や柔軟性を失った状態のことを指します。

血糖値が急激に変動すると、毒性のある「活性酸素」がつくられ、血管の壁を傷つけていきます。

皮膚を怪我をすると血の塊ができるように、血管の傷を修復しようと免疫細胞の塊ができてしまうのです。

若いうちは柔軟性のある血管40~50代になると見た目だけでなく、血管年齢も高くなります。

しなやかさを失った血管に免疫細胞が障害物になって、スムーズに血液が流れなってしまう。

その結果、心臓の血管で起きれば「心筋梗塞」に脳の血管で起きれば「脳梗塞」になります。

そして最悪の場合、突然死という命に関わる事態になってしまいます。

 

「血糖値スパイク」は、食後高血糖が原因

healthy-food-1487647_960_720

糖質(炭水化物、砂糖など)を多く含む物を食べると、血液中にブドウ糖が増えるので血糖値が急に高くなります。

その結果、血糖値を下げるホルモン「インスリン」の濃度が上昇します。

すると今度は血糖値が急激に下がり、軽い低血糖になって、先ほど紹介した「血糖値スパイク」の症状が出てしまいます。

誰でも食事の後は血糖値があがるのですが、糖尿病の人はその値が通常より高くなる「食後高血糖」になりやすいと指摘されてきました。

糖尿病以外にも
・糖尿病の傾向にある予備群
・メタボリックシンドローム
になると「食後高血糖」になりやすく、「血糖値スパイク」になりやすいと警告されたのがこれらの人たちです。

 

なぜ「血糖値スパイク」は発見されにくいか?

食後の血糖値とは、「食事をしてから1~2時間後ぐらいの血糖値」のこと。

会社や病院の検診は、バリウムを飲むなど別の検査も一緒に行うので、前日夕飯や朝食は食べないのが基本ですよね。

つまり食後に血糖値の検査をする機会がほとんどないので、食後高血糖の症状が見過ごされてきたというわけです。

 

「血糖値スパイク」になりやすい体質は?

「食後高血糖」で怖いのは「糖尿病と診断されていないのに、動脈硬化が進行していく」ということです。

現在の糖尿病の診断基準は、
・空腹時血糖が126mg/dL以上
・75gのブドウ糖を飲んだ2時間後の血糖値が200mg/dL以上
のどちらかとされています。

つまりこの基準値に近い境界型(糖尿病予備群)の人は、自分は健康だと思っていますよね。

例えば、糖尿病の人に厳しく制限されるロリーをオーバーした食生活だったり、ビールなどの飲酒、バランスの取れた食生活が意識できていないのです。

メタボリックシンドロームの原因も、消費カロリー以上の食事量を摂っているためです。

体質は遺伝するものなので、両親が太りやすい、糖尿病の傾向にある人は、健康診断などで血糖値が正常であっても注意しなくてはなりません。

糖尿病は遺伝だけでなく、運動不足やストレス、加齢などの要因が重なって発症するものです。

特に働き盛りの40~50才台が「血糖値スパイク」になりやすいのも、こういった背景があります。

 

「血糖値スパイク」の検査は、手軽にできる

赤ちゃん 子供 病気

「血糖値スパイク」を避けるためには、病院や人間ドックの「75gブドウ糖負荷試験」を受けましょう。

内科のある総合病院で検査ができます。

2時間の検査になるので、個人クリニックで検査したい場合は予約が必要な場合があります。

「75gブドウ糖負荷試験」は、次のように行われます。

①検査始めに1回目採血をします。
②ブドウ糖たっぷりのソーダ水を飲みます。
③その時間を起点にして、30分後、1時間後、2時間後と2度採血。

それぞれの血液内の血糖値とインスリン濃度が規定の基準を超えたら、糖尿病と判定されます。

検査費用は病院によって異なり2000円程度になりますが、健康保険が適用されるので3割負担場合680円ほどです。

糖尿病検査には、HbA1c、インスリン分泌検査といった検査もあり、念のため一緒に検査をお勧めします(3600円程度 3割負担で1080円)。

参考記事:厚生労働省の糖尿病に関する予防と発見

「血糖値スパイク」を回避するには?

甘いものやご飯などの炭水化物を制限する食事メニューと食べ方に気をつければ、血糖値スパイクの危険性はひくくなります。

つまり自分で「血糖値をコントロールする」ことが大切なんです。

どんな野菜が糖質制限におすすめ?

eat-321671_960_720

糖質の低い食品を中心の食事メニューにすれば、カロリー制限になって、血糖値をコントロールできます。

野菜類 :緑黄色野菜
海藻類 :わかめ、もずく
魚介類 :あじ、マグロなど青み魚
肉類  :鶏肉、豚肉
キノコ類:しいたけ、まいたけ
油脂類 :オリーブオイル
豆類  :大豆、納豆、豆乳

どれもローカロリーで、健康のために必要な食品ですよね。

果物はOK? オレンジジュースはどうなの?

orange-juice-569064_960_720

果物類は、糖質の少ない果物を選ぶのが予防のポイントです。

りんごジュースはみかんジュースなど液体にすると大量の糖を取ることになるので、飲むのはおすすめできません。

果物のジュースは果糖が多すぎるため、血糖値を上昇させるためです(人工的甘味料が入っていない100%果汁でもおすすめできません)。

糖尿病食では1日80kcal分を摂るよう推奨されています。

1日80kcal は、温習みかんなら2個、りんごは半分です。

リンゴ1個をジュースにすると100mlぐらいの果汁になるので、どう考えてもジュースは糖分の摂りすぎになります。

参考:日本糖尿病学会「糖尿病食事療法のための食品交換表」

血糖値をあげない食事の仕方

ご飯やパンを食べる前に、野菜やお肉など、炭水化物以外のものを食べるだけでも、血糖値の急激な上昇を抑えられます。

この食べ方はダイエットにもつながるし、特に難しいことではないので是非実践してくださいね。

糖尿病は食事療法で治る病気です。

暴飲暴食をしないこと、十分な野菜とお肉・野菜などのたんぱく質、少量の炭水化物を摂るだけです。

太りにくい体質を作るには、お腹が減っている状態を作らないことです。

それは血糖値を一定の状態に保つためで、食べ過ぎない程度にカロリーの少ないお菓子や果物などで間食を摂るようにしましょう。

元気で長生きしたいなら、昼食にラーメン定食やうどん定食を食べるのはやめましょう。

毎日の心がけが、健康な身体を作りますよ。

【関連記事】
主婦・女性の血糖値スパイクを抑える3つの方法。生理・閉経も関係が?

インド産の葉が、血糖値を下げる!

すぐに検査に行けない、病院にいくまでが不安という方に、血糖値を下げるサプリメントを紹介します。

それは主にインドで採れる「モリンガ」という葉でできたものです。

モリンガの葉や根から採れる「樹皮のエタノール抽出物」から、「トリブタミド」という血糖値降下薬と同じ効果が確認されています。

「トリブタミド」はインスリンの分泌を促して血糖値を下げる薬で、一番軽い糖尿病治療薬です。

「モリンガ」はダイエットや便秘解消として女性に人気があります。

そのため血糖値降下薬と同じ効果があると、広く知られていません。

「モリンガ」はクロレラやコエンザイムQ10と同じように、厚生労働省から健康食品として認められたものです。
参考:保健機能食品・健康食品関連情報

検査に行くまでのつなぎなので、高価なものはお勧めしません。

初回980円から始められる「モリンガ」のサプリメントで、今抱えている不安を少しでも取り除きませんか?

≫≫≫血糖値スパイクを予防したい方はこちらをクリック≪≪≪

最後に
この記事を書こうと思った理由を、あなたに紹介したいと思います。

私の父は働き盛りの45歳ごろ倒れて、糖尿病と診断されました。

事業をしていて入院できないので、母が糖尿病食を作り、その日から家族全員が糖尿病食になりました。

父にとって、糖尿病食のカロリー制限は本当につらかったそうです。

お腹が減ってめまいがするほどだった、身体の力が入らなかったと、普段泣き言を言わない父が話してくれます。

3年ほど糖尿病食を続けた結果、正常値に戻りましたが、その後も糖尿病食が基本の食生活を続けています。

その父も85才ですが若々しく、同年代の方と比べて10歳以上若く見られます。

糖尿病は遺伝するものなので、私も糖尿病食を基本にした食事を40年以上続けています。

先日受けた血液検査では、血管年齢で実際の年より25歳若く、体内年齢は28歳でした。

糖尿病は発症しても食事さえ気をつければ、悪化を抑えられるし、時間が解決してくれる病気です。

「血糖値スパイク」で命を落とさないように、家族のために食生活を気をつけてください。

家族にとってあなたは大切な柱なのですから。

運営者情報

 - 健康・食事・美容, 病気