顔の乾燥肌。保湿方法がカサカサを悪化!間違いだらけのお手入れ

      2017/01/31

あなたのお肌、しっとりツルっとしてますか?

子供を生んだり、ある程度の年齢になると、なかなかむずかしいですよね。

今までと同じスキンケアをしているのに、洗顔後につっぱるとか、カサカサ肌になってしまうとか、そんな悩みの人が多くなっています。

トラブルを作ってしまう原因は、肌の乾燥です。

肌のうるおいがあるかないかで、透明感のある美肌か、くすんだ汚肌かが決まってしまいます。

肌の潤いが失われるとバリア機能が低下して、敏感肌や肌荒れ、老化の原因だけでなってしまいます。

そこで、正しい保湿とはなにか、トラブルに負けない肌の土台を作りにかかせない化粧品の選びをまとめました。

 

みんながしてる「保湿」の勘違い

顔 乾燥肌

 

肌を保湿するのは、どういうことなのでしょう?

保湿って、肌の水分を適度に保つためのスキンケアの事ですよね。

でもその本当の意味を正しくわかっている人は、とても少ないとご存知でしたか?

健康な肌の角質には、約20から30%の水分が含まれています。

「乾燥肌」というのは、肌の中の水分が20%以下になることなんです。

肌のトラブルになりがちな冬場は、顔だけでなく全身の保湿に気を配っている人も多いと思います。

冬場など空気中の湿度が50%以下になると、お肌の角質層の水分が、空気中に出ていってしまうのです。

つまり体の中の水分が急激に蒸発してしまうので、肌の表面がカサカサしたり、肌が突っ張る感じがします。

肌が引っ張られるような自覚症状が出るときには、なんと肌の水分量が10%以下になっているということも…。

だから体の中にある水分がなくならないように、しっかり細胞の中に水をためておくスキンケアが本当の保湿の薬が役割なんです。

 

え?そうなの?「化粧水は保湿」でない事実!

毎日のたっぷり化粧水で保湿も十分って思いがちですよね。

でも、常識になっている化粧水をつける保湿は、実はその場かぎりの応急処置のようなもの。

「化粧水をたっぷりつけたのに、時間が経てば肌がカサカサ乾燥する」と言う経験はありませんか?

きちんと肌を潤すには、お肌自体を乾燥に強い状態にするスキンケアが必要なのです。

トラブルのないお肌を作るには、化粧水に保湿の役目を期待しないようにしましょう。

肌の水分補給と言えば、化粧水をたっぷりと思われがちなのですが、肌表面から水を与えても細胞内に入ることなく蒸発してしまいます。

つまり化粧水は保湿では無いのです。

今まで贅沢に化粧水を顔になってきたのに、ちょっとショックですよね。

「たっぷりの化粧水の後に、乳液で水分が逃げないようにしているから大丈夫」と思っているそこのあなたも、それは間違ったスキンケアなんです。

実は乳液に含まれている油分の保湿の力は、さほど高くないんです。

「化粧水は保湿じゃない」「乳液の保湿力はそんなに高くない」となれば、どうやったらいいんでしょう?

皮膚を通して水分を取り入れるのではなく、体の中が分から内側から水分が湧き出してくるような肌づくりの環境を整えてあげること、これが本当の保湿なのです。

 

こんな保湿してない? 5つの「つもり保湿」

・肌がかさつく時は、化粧水をたっぷり
・化粧水はシートマスクで、肌にしっかり浸透
・化粧水が蒸発しないように、油分でフタ
・肌の潤いを逃さないしっとりタイプの洗顔料
・テカリ肌、ニキビ肌は保湿はいらない

人間の肌にはもともと水分を保つ仕組みが備わっています。

でもその機能は、年齢とともに低下してしまいます。

 

それを補ってあげるのが保湿の役目で、肌の水分を適度に保ってあげるのが正しい保湿なのです。

本当の保湿は、肌の外から水分を摂り入れるのではなく、体の内側からうるおう力をつけること。

だから、たっぷりの化粧水やシートマスク、乳液で水分を閉じ込めるのは、間違った保湿の常識なんです。

 

肌の潤いが意味するものは、水分じゃなかった?

化粧品の宣伝や雑誌の美容特集でお馴染みの「肌の潤い」。

みずみずしくて、肌の弾力があるって言うイメージですよね。

では実際に、肌が潤うとはどういう状態のことでしょう。

それは、肌の中で保湿物質が生み出されて、角層内に水分を蓄えられる状態のことです。

体内に保湿物質を作る力があると、どんなに乾燥しても肌に水分が閉じ込められたままなんです。

肌が乾燥するのは、保湿物質を作る力が弱まっている証拠。

だから潤いを左右する「潤う力」を作り出す環境作りが大切になります。

体の中に保湿力を高めるのは?

角層の水分は、3つの保湿物質で成り立っています。
・皮脂
・天然保湿因子
・角質細胞間脂質

 

どれも難しそうな聞き慣れない言葉ですよね。

じゃあ、セラミドは美容に良いと聞いた事はありませんか?

セラミドは角質細胞間脂質の1つで、角層の水分の8割以上に当てはまります。

皮膚が水分を保つ割合はほんのわずかで、肌の潤いにほとんど役立っていないのです。

肌の保湿力がなくなる根本的な原因は、セラミドが減ること。

それが原因で肌のいろんなトラブルを引き起こしてしまいます。

セラミドが減る → 水分量減る → 細胞間にすき間ができる → 水分が蒸発しやすくなる → バリア機能が落ちる → 乾燥肌になる → 刺激に敏感になる

 

だから肌をみずみずしくするには、水分を保つ割合が大きい角質細胞間脂質の状態を良くすればいいのです。

【角質細胞間脂質はこんな脂質でできている】
・セラミド
角質細胞間脂質の約40%あり、保湿力が高い

・スフィンゴ脂質
セラミドより保湿力が低い

・ステアリン酸コレステロール
セラミドより保湿力が低い

 

水分を閉じ込め逃さないセラミド

角層の中で水分を保ってくれるセラミドですが、どのような性質があるのでしょうか?

セラミドには、いくつかの働きがあります。

①水分を挟み込む性質
②水分を逃さず、蒸発させない
③角層の細胞と細胞をつなぐ

セラミドはコレステロールのようなもので、角質細胞間脂質の文字からわかるように一種の脂分です。

肌が潤うのは水分が多いこと、それと脂質は結びつきにくいですよね。

脂質のセラミドは水と結合しやすい性質があり、水分をサンドイッチ状にはさみこんでくれます。

 

しかも湿度が0%になっても蒸発せず、マイナス20度の気温でも凍らない特性があります。

でもこのセラミドは、年齢が高くなると量が減るので、角層の水分も減ってしまうのです。

ここで、とっても大切なポイントがひとつ。

もし乾燥気味だったり、ピリピリ敏感肌と感じているなら、いくらたっぷりと化粧水をつけても無意味なんです。

そして歳をとると、肌に脂っ気がなくてカサカサになるのは、皮脂が減るためではなく、セラミドが減るためだったのです。

それは、今のあなたのお肌に水分をつなぎとめておく力が、弱ってしまっているからです。

だから肌が乾燥すると、クリームやオイルで油分を補うのは、間違ったスキンケアの常識なんです。

水分をつなぎとめる力がないから、乾燥したり、過剰に反応してしまいます。

年齢で減ってしまった水分をつなぎとめる保湿成分 セラミドを外から取り入れて、水分をお肌に貯える仕組みをつくるのが大切なんです。

 

セラミドは〇〇から取り入れるべし

セラミドはコラーゲンのように、食事やサプリメントでから補給できません。

だからセラミド配合の化粧品が、肌の保湿に役立ってくれます。

セラミドには様々な種類があり、水分をキープする力が変わってきます。

保湿力が高いのはセラミド1、2、3ですが、どれも貴重な原料。

セラミド化粧品はセラミドの配合量や成分表示を確認して、効果的な商品を選ぶようにしましょう。

セラミドの種類や成分量は値段に比例するので、化粧品を選ぶ基準にもなります。

【セラミド配合化粧水の選び方】
① 価格は,3000円以上
② セラミド成分が表記されているものを選ぶ
③ 「ヒアルロン酸」などの保湿成分が一緒に配合されている

 

その化粧品、セラミドは配合されてる?

セラミド配合化粧品の表示に「セラミド配合」とあっても、実際どのぐらい入っているのか分かりにくいですよね。

セラミドの量を見分ける方法のひとつが、化粧品の形状です。

化粧品ボトルの形状じゃありませんよ(笑)

水っぽいとか油っぽいとか、見た目やさわり心地で、ある程度判断できるんです。

セラミドは油に溶けやすい脂溶性なので、ドロッとしたテクスチャーのものが多いです。

つまり化粧水でも粘りっけのあるものが多くて、乳液またはクリーム状でも水のようにサラッとしたものだと配合量が少ない可能性があります。

セラミド配合と思っていたら、使いやすくするために界面活性剤が多く使われていることもあるので、注意が必要です。

といっても、商品の良し悪しはのものか、なぜならセラミドは水に溶ける水溶性ではなく、だからです。

以上のようなポイントをしっかり確認して、良質のセラミド配合化粧品を選ぶようにしましょう。

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