哺乳瓶消毒のおすすめ方法は?煮沸・電子レンジ・ミルトンでいつまで消毒するの?
2016/08/30
育児が初めてのママにとっては毎日が不安と発見の連続で、ミルクは赤ちゃんの大切な栄養素だから、特に気をつけているのではないでしょうか。
正しく哺乳瓶を消毒するのもその一つで、どうして消毒しないといけないのか、いつまで消毒する必要があるのか、何かと疑問ですよね。
そこで今回は、哺乳瓶の消毒方法について、
●哺乳瓶の消毒が必要な理由
●いつまで消毒しないといけないか
●「煮沸」「電子レンジ」「消毒液(ミルトン)」を使った3つの消毒方法のメリット・デメリット
●哺乳瓶の洗浄・消毒方法で気をつけたいこと
を詳しく紹介します。
哺乳瓶の消毒が必要な理由は?

赤ちゃんの月齢と抵抗力グラフ
上のグラフは、赤ちゃんの免疫力が月齢でどう変化するかをあらわしています。
ママから受け継いだ免疫を持って生まれてくる赤ちゃんは、生まれた後、急激に免疫力を失います。
生後6カ月ごろになるとママからもらった免疫力はなくなりますが、その頃から赤ちゃんは自分で免疫力を作り出せるようになってくるので、だんだん抵抗力がついてきます。
でも1才を迎えるころになっても、大人の半分程度で十分な免疫力がないので、ちょっとしたことでも消化不良や体調不良を起こしやすいのです。
哺乳瓶に雑菌やウイルスが残っていると、ミルクと一緒に赤ちゃんの口に入ってしまいます。
だから免疫力のまだ弱い赤ちゃんをばい菌から守るために、哺乳瓶をしっかり洗って消毒してあげることが大切なのです。
哺乳瓶の消毒はいつまで?
赤ちゃんが自分で免疫力を作り出せるようになるのは、生後6ヶ月を過ぎてからなのでその頃までは消毒してあげるのがベターです。
赤ちゃんが生まれて免疫力が急激に失う生後0ヶ月~3ヶ月の間は、赤ちゃんのためにも少なくとも消毒してあげてください。
哺乳瓶の消毒が必要なのは最低3ヶ月、できれば6ヶ月まで、その後も週に1度は哺乳瓶を消毒して、雑菌やウイルスが赤ちゃんの体内に入らないように気をつけてあげましょう。
哺乳瓶の消毒方法には、煮沸消毒、電子レンジ消毒、つけおき消毒(ミルトン)がありますが、どの場合も消毒しないといけない期間は同じですよ。
どの消毒だと効果があるとか効果がないという問題ではなくて、赤ちゃんがばい菌に対して免疫力がない期間は哺乳瓶の消毒が必要と考えてくださいね。
一旦体内に入った雑菌やウイルスは、成長してからの食物アレルギーやアトピーの原因になることもあります。
消毒しなくても、今すぐお腹を壊して下痢をしたり発熱するようなことはありませんが、消毒哺しない乳瓶から菌が体内に入ると数年後にその影響が出る心配があるので、将来的なこともしっかりと頭に入れてお世話をしてあげてください。
哺乳瓶の消毒は面倒なことですが、しっかり消毒することが赤ちゃんの健やかな成長を約束してくれますよ。
哺乳瓶を消毒する方法は3つ
哺乳瓶についたウイルスや雑菌を消毒する方法は、煮沸消毒、電子レンジ消毒、つけおき消毒(ミルトン)の3種類があります。
それぞれの具体的な消毒方法とメリット・デメリットを説明しますね。
哺乳瓶の方法1:煮沸消毒
ずっと以前からある煮沸消毒で、お金がかからずエコで簡単。
部品ごとにバラバラにした哺乳瓶を専用のスポンジブラシできれいに洗った後、哺乳瓶が入る大きな鍋にたっぷりお湯を沸かして、熱湯の中に哺乳瓶を入れて煮沸します。
煮沸時間は、乳首とキャップは3分程度、ガラス製の哺乳瓶は7分、樹脂製は説明書の設定時間です。
消毒後はトングや穴あきのおたまを使って取り出し水切りし、清潔な紙やキッチンペーパーの上で自然乾燥させます。
【メリット】
細かい部分も除菌できて安心
お金がかからずエコ
薬剤が赤ちゃんの口に入る心配がない
【デメリット】
お湯を沸かす時間と手間が面倒
煮沸消毒して、すぐ使えない
消毒した哺乳瓶の置き場に困る
哺乳瓶の方法2:電子レンジ消毒
専用の容器に水を入れて、決まった時間するだけで消毒できます。普段使っている身近な電子レンジで、しかも短時間に消毒、片付ける手間が少ないのが人気の理由です。
雑菌やウイルスは目に見えないので、しっかりと除菌されているのかどうかわからないと言う不安や、キッチンが狭くて専用の容器の置き場所と哺乳瓶の乾燥場所の置き場がないママには不向きようです。
【メリット】
短時間で除菌できてカンタン
面倒な片付けをしなく楽チン
薬剤が赤ちゃんの口に入る心配がない
【デメリット】
完全に消毒できているか心配
電子レンジ消毒して、すぐ使えない
消毒した哺乳瓶の置き場に困る
哺乳瓶の方法3:つけおき消毒(ミルトン)
専用容器に水を入れ、除菌用の錠剤を溶かした液の中に洗っておいた哺乳瓶を1時間以上浸します(つけっぱなしでもOK)
除菌が済んだら使いたい時に専用トングで取り取り出した後、振って水気を取ります。
【メリット】
細かい部分も除菌できて安心
哺乳瓶の置き場所に困らなくて便利
使いたい時にすぐに使えてラクラク
【デメリット】
薬剤を使うのが心配
洗浄タブレットにお金がかかる
消毒前に哺乳瓶をしっかり洗浄しておくこと
どの殺菌方法も哺乳瓶についたミルクカスまで取りきれないので、ウイルスや雑菌が繁殖しやすい細かい部分までスポンジやブラシで汚れを取り除いておきましょう。
スポンジやブラシはなるべく赤ちゃん専用のものを用意して、とくにフタのしまり口のスパイラル状の凸凹に汚れがたまりやすいので念入りに洗います。
哺乳瓶の中は、底の隅までしっかり洗える長い柄のついたブラシが便利です。
乳首部分は形状が複雑なうえ、やわらかくて劣化しやすいので、スポンジで汚れをなで取るように綺麗にします。
キャップも先端の内側が洗いにくいので、市販のスポンジをその部分のサイズに合わせて切り、オリジナルの専用スポンジを作るなど工夫してみましょう。
ベビーグッズも消毒するかどうかで、消毒方法を決める
赤ちゃんは何でも口の中に入れたがるので、おもちゃなど口に触れるものは除菌しておきたいですよね。
母乳とミルクの混合だと、搾乳器や乳頭保護器などの授乳グッズの除菌も気になるところです。
食器以外の樹脂製品は熱に弱いので、身の回りのベビーグッズも消毒殺菌するなら、熱を使わない溶液殺菌がオススメです。
赤ちゃんが口にいれやすいおもちゃは、もともと除菌コーティングされているのもあるので、気がついたら石鹸洗浄して除菌したら気にならないというママも多いと思います。
消毒方法はそれぞれ特徴があるので、自分に合ったものをぜひ参考にご覧くださいね。
忙しくて大変な育児の毎日。
費用や手間を考えつつ、便利なグッズを上手に活用して子育てしていきましょう。
過ごしやすくなってきましたね!子育て、頑張ってね!