赤ちゃんの性格診断:タイプ別でわかる3才児までの躾と育て方
2018/10/03
赤ちゃんの5つのタイプ。赤ちゃんの生まれつきの性格や、子供の良いところを伸ばす子育て方法をお話ししますね!
赤ちゃんは生まれつき5つの性格を持って生まれてくるってご存知でしたか?
赤ちゃんの性格は、親から受け継いだ個性や性格をベースに、パパやママがどのように関わるかで決まります。
赤ちゃんは生まれた時から、その子なりの性格があるんです。
生まれ持った個々の性格に、生活環境や親の関わりることで「自己」が発達していきます。
その子その子に合った性格を知って子育てしていくと、短所も長所に変わっていきますよ。
まず子供さんの性質を知って、3才児になるまでしっかり躾をして、かしこい子供に育てていきましょう。
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最初に赤ちゃんの性格を知ってみよう
赤ちゃんのお世話をしていて、行動のパターンが大体わかっていると思います。
赤ちゃんの性格を知るために、「物おじするか」「感情を抑えられるか」の2つの側面を見てみましょう。
人なつっこい性格や、初めて出会った環境や新しい状況にあまり戸惑わない赤ちゃんは、「物おじしない」性格です。
反対に、人見知りが激しくて知らない場所にいくとおどおどする表情を見せる赤ちゃんは「物おじする」タイプにあてはまります。
「感情を抑えられるか」どうかは、1つのことに集中できる赤ちゃん、例えば落ち着いて食事ができたり、絵本を読むのが好きで退屈するそぶりを見せないなどで判断します。
「物おじする性格かどうか」「感情を抑えられるか」の2つの要素の組み合わせで、赤ちゃんの生まれつきの性格が5つに分けられます。
●タイプA:知らない人でも泣いたりせずに、長い間抱かれる
●タイプB:人見知りで、おちついて食事できない
●タイプC:人見知りしにくいが、食事中遊んでしまう
●タイプD:人見知りするけれど、遊びや食事に集中できる
●タイプE:ほどほどに人見知りで、食事もそれなりに集中する
赤ちゃんの生まれつきの性格にあわせた子育て、子供の良いところを伸ばしていきましょう!
タイプA:知らない人でも泣いたりせずに、長い間抱かれる
知らない人でも泣いたりせずに、長い間抱かれても平気な赤ちゃんは、「積極的で、自分の感情や行動をコントロールできるタイプ」で、自分をコントロールするのが上手です。
好奇心旺盛で、自分から体を動かし、いろんなことに挑戦しようとします。
赤ちゃんにはやりたいことがたくさんありますが、このタイプの子供の性格は、大人からの注意や声かけにもしっかり耳を傾けられます。
気持ちの切り替えが上手なのも特徴です。
育て方のポイント
気持ちの切り替えが上手な子なので、きつい口調で「ダメ!」と注意するよりも、「◯◯しようね」と言うように優しくさとすだけで十分です。
悪いことや危ないことをしても、優しく諭すように声かけするだけで、大人の言うことを理解して赤ちゃん自身の気持ちをコントロールできます。
赤ちゃんがやりたいことをいろいろ体験させてあげて、それをサポートするように語りかけしてあげれば、積極的でまわりの環境に柔軟に対応できる子供に育っていきます。
集中力が高いので、積木や知育おもちゃなどで遊びを通して長所をどんどん伸ばしてあげましょう。
大人からの注意や声かけをしっかり理解して、赤ちゃんは気持ちをコントロールする力を自然につけていきます。
タイプB:人見知りで、おちついて食事できない
人見知りで新しい場所に行くと物おじし、落ち着いて食事をしたり遊べないことが多い赤ちゃんは、「新しいことが苦手、でも温和に育つタイプ」で、未知の世界に抵抗があるので冒険せずに、親の言いつけも守っていけます。
人見知りをするのは、赤ちゃんが慎重で物事を推し量ろうと考えているからです。
だから相手の気持ちを考えたり、いいことと悪いことの判断がつくのです。
大人の言うことをしっかり守れるので、赤ちゃんから子供に成長しても、親の言うことを守れるように育ってくれるでしょう。
育て方のポイント
慎重派なので、自分から何かを積極的にするタイプではありません。
赤ちゃんが何かしたいと言うサインを感じたら、「やってごらん」とやる気をサポートしながらパパやママがリードして、興味がわくように手伝ってあげましょう。
だからこそ新しいことに挑戦した時は、大げさに褒めてあげて、やる気を引き出してあげると子供は達成感を感じて次にチャレンジしようと前向きになっていきます。
新しく出来たことはたくさん褒めて、次への好奇心が生まれるように導いてあげると、新しい興味もわいて積極的な性格に変わっていきます。
我慢強い子育てが必要ですが、相手の気持ちを大切に思いやれる辛抱強い子供に育ちます。
タイプC:人見知りしにくいが、食事中遊んでしまう
人見知りも少なく初めて行く場所にもすぐなれるのですが、食事に集中できないことが多い赤ちゃんは「好奇心旺盛だけど、落ち着きがないタイプ」で、何事にも興味津々でひとつのことに集中できない性格です。
周りの環境に興味を持って、新しいことにも積極的に取りくもうとします。
感情を表現も豊かで、泣いたり笑ったり自分の気持ちをストレートに表現できるので、周囲の大人も赤ちゃんの気持ちを比較的簡単にわかってあげることができます。
育て方のポイント
自分の気持ちをストレートに表現するタイプなので、その気持ちを受け止めて言葉に表現してあげましょう。
まだ言葉が話せないうちは、「うれしいね」「悲しいね」といった具合に赤ちゃんの気持ちを代弁して、パパやママが赤ちゃんにたくさん愛情注ぎながら子供との信頼関係を築いていきましょう。
落ち着きのない飽き性な性格は、パパやママの関わり方で変えていけます。
やんちゃな性格を落ち着きのある子どもに育てるには、手遊びやスキンシップなど遊びを通じて愛情を示してあげることです。
絵本を読んだり、赤ちゃんへの語りかけを増やしていくと、落ち着いた性格が育まれていきます。
また気持ちを受け止めてもらえることで、赤ちゃんは感情をコントロールできるようになっていきます。
タイプD:人見知りするけれど、遊びや食事に集中できる
初めての場所や知らない人が苦手。
でも絵本が好きで集中できる、同じおもちゃで飽きずに遊べる赤ちゃんは「慎重派で、我慢強いタイプ」です。
感情をコントロールすることがうまいので、嫌だったり悲しい時も泣いて訴えることはあまりありません。
育て方のポイント
ストレートに自分の気持ちや感情を表現するのが少ないので、パパやママが赤ちゃんの気持ちの変化に気づいてあげられるように、日ごろから赤ちゃんをしっかり観察するのを心がけてくださいね。
人見知りや嫌な思いをしても自分の感情を表に出さないタイプなので、子育てで気持ちを察するのが難しいかもしれません。
もともとの性格上、我慢強く集中力がある子供に育っていくので、自分の気持ちを表現できるようにたくさん語りかけて、新しいことに適応できる能力をサポートしてあげてください。
新しい物に触れ合う機会を作ってたくさん挑戦させて、いろいろなものに対する興味や好奇心、やる気を引き出してあげましょう。
タイプE:ほどほどに人見知りで、食事もそれなりに集中する
このタイプの赤ちゃんは、会ったことがない人でも懐いたり、家族でも懐かないことがあります。
今までお気に入りの場所に連れて行くと、泣き出して行きたがらなくなったりと、少し移り気なところがあるようです。
「ほどほどに分別があって、感情の起伏もおだやかなタイプ」で、泣き叫ぶことがあってもある程度時間が過ぎれば落ち着いてきます。
適度に感情の起伏があり、新しいことにも挑戦しようとトライするタイプです。
平均的な特徴を持ち合わせているので、大人から見れば育てやすい印象を受けます。
育て方のポイント
環境によって気持ちが不安定になりがちなので、感情をフォローしてあげる声かけをしてあげましょう。
気持ちが落ち着かない時は別の遊びに誘ったり、外に連れて行くなど気分転換をさせてあげると、感情の起伏をコントロールできるようになってきます。
大人のサポートが必要で気持ちが不安定になりやすいですが、赤ちゃんとの親密な関係を大切に、積極的に親が関われば力が伸びていきます。
恥ずかしがりで臆病な面もあって自分の気持ちのコントロールをしにくいので、感情の起伏の具合をよく見計らいつつ気持ちに寄り添いながらサポートしましょう。
積極的なコミュニケーションも大切で、遊びを通してうまくリードしてあげることで、新しいことにチャレンジする能力がそなわります。
三歳までは家庭の躾が大切? 三歳児神話の考え方とは?
赤ちゃんがどんなタイプの性格でも、パパやママの関わり方で成長が変わってくるのは間違いのないところです。
そして赤ちゃんや子供の育て方や躾を考えた時、必ずと言っていいほど取り上げられるのが「三歳児神話」です。
【1】生まれてから3歳までの成長期間が、子供の性格や行動に影響する。
【2】子育てにベストなのは、子供を生んだ母親。
【3】母親が働くなどで育児に専念しないと、子供の成長がゆがんで、将来まで影響する。
厚生労働省の厚生白書にも「少なくとも合理的な根拠は認められない。」と、長い間大切だと考えられてきた三歳児神話を否定しています。
そこで、三歳児神話は今の子育てのベンチマークになるのかを、上の3つの考え方ごとに検証してみたいと思います。
⇒【1】生まれてから3歳までの成長期間が、子供の性格や行動に影響する。
「3歳児になるまでの成長期間が非常に大切」と考えるのは万国共通のようで、三歳児神話は日本のものと考えられがちですが、実はイギリス人学者ボルヴィが1948年~1950年に行った調査結果を元に発表した説が元になったと言われています。
親のしつけ方が、子供の考えが行動に影響を与えるのは正しくて、否定できませんが、どうして大切なのかは知っておく必要があると思います。
スキンシップにしろ、優しい声かけにしろ、一緒に遊んだり、ミルクやご飯を食べさせたり、オムツを替えること…、全ての親の行動は「命のある子供を守ろうと言う"愛"」に基づくものです。
そして赤ちゃんは「その愛を知る」ことが、これからの長い人生においての最初の課題なのです。
・世話をしてくれる人たちとの信頼やつながりを感じる。
・愛されていると感じることで、自己肯定など自分自身に自信をつけられる。
・他者を信頼する心が育っていく。
お母さんのような愛情で赤ちゃんのお世話をするのを「マザーリング」と言いますが、真っ白な状態の赤ちゃんを染めていくのはマザーリングと言う絵の具なのです。
⇒【2】子育てにベストなのは、子供を生んだ母親。
「母親は子育てに専念すべき」と言う考えは、戦後の数十年の間に形づくられたものにすぎないのだそうです。
家電や下水道が整備されていない時代は、一日中家事労働をしないといけない環境で生きるのに精一杯で、そんな環境だと、子育てに専念するなんて難しいですよね。
昔は祖父母と一緒の3世代同居が普通だったし、「家族みんなで子育て」が基本なので、授乳は別として、母親だけが育児をしていたと言う科学的な根拠がありません。
⇒【3】育児に専念しないと、子供の成長がゆがんで将来まで影響する。
一番気になるのが「子供の成長がゆがんで、将来まで影響する」と言うことではないでしょうか。
どんな性格の赤ちゃんでも、心に栄養を与えれば豊かに育つし、イライラ・ガミガミした母親から与えられた言葉は心にダメージを与えますよね。
育児に専念することが「心の余裕・時間の余裕」になれば良いのですが、赤ちゃんと母親二人だけの孤立した生活を続けて、家事育児にストレスを感じて、育児ノイローゼになるケースってよくあります。
「育児にプレッシャーを感じている」「いつもイライラしている」、自分が赤ちゃんや子供だったら、そんな母親と一緒にいるのは負担ですよね…。
赤ちゃんが「注がれた愛」を感じてくれる躾や子育てをしていけば、どんな性格に生まれても、赤ちゃん自身の力でいずれは立派な大人に成長していきます。
赤ちゃんの性格が違っても、○○すればいい子に育つ
飽きっぽくて集中力のない赤ちゃんでも、ママが関わり方を工夫すると、将来、集中力があって気持ちのコントロールができる大人に成長します。
この点について参考になるのが、「今でしょ!」の林修先生の子育て論です。
林修先生は「子育ては3歳から5歳までが大切な時期で、この時期に左脳が発達して、言語や論理と言うものが成長する」、つまり「発達のゴールデンゾーン」でしっかりと子供の成長を促すのが大事と言っています。
≫≫賢い赤ちゃんは運動神経がいい?ハイハイ・ずりばい・たっち期の脳
生後0ヶ月から3才までは、次に続く3才からの子育てを見越して育児をするのが大切です。
例えば、
【1】何かができたら、たくさんほめる
【2】スキンシップをよくする
【3】歌で遊んだり、絵本を読み聞かせる
【4】手指を使うおもちゃで遊ぶ
【5】いろんなところに連れて行き、興味のあるものに挑戦させる
などは、子供の気持ちをコントロールする基盤になるものです。
赤ちゃんは周りの人や環境で、性格が形作られていきます。
愛情をたっぷり注いで、赤ちゃんの力を伸ばしてあげてくださいネ!