赤ちゃんのプールはいつから?5ヶ月ならビニールプールは大丈夫?
2016/08/20
梅雨が明けると、一気に夏。夏といえばプールや海水浴。
赤ちゃんの始めての夏を、思い出でいっぱいにしたいですよね。
そこで、赤ちゃんは自宅の庭で使えるビニールプールや公共のプールに何ヶ月から入れるのかを、注意点を交えて紹介したいと思います。
プールに準備する持ち物など、安全で楽しく水遊びするために覚えておきたい注意点も参考にしてくださいね。
赤ちゃんのプールはいつから?
手軽に使えるビニールプール、施設プール、スイミングスクール、そして裏技プールまで、赤ちゃんが体験できるプールを紹介します。
自宅のビニールプール
気軽に水遊びができるビニールプールは、小さい子供の専用プールとしてとても人気がありますね。
ビニールプールは赤ちゃんが一人でお座りできて体勢が安定すれば、ママが側で付き添っていれてあげることができます。
赤ちゃんの成長具合で月齢は違ってきますが、短いお座りなら6~7ヶ月、お座りが安定するのが7~8ヶ月になります。
赤ちゃんは、たった2~3cmの水でもおぼれることがあるので、しっかりとお座りができるようになる7~8ヶ月ぐらいなら、ビニールプールに入れてあげても良いでしょう。
ビニールプールはツルツルと滑りやすいので、腕の力が弱くて自分の体重を支えきれない赤ちゃんは、プールの中で安定できずにずるっと体が倒れてしまう恐れがあります。
念のために、ビニールプールの底にバスタオルを敷いておくと、すべり防止になります。
お部屋でしっかりお座りができていても、ママは目を離さず、手を添えるなどして安全に気を配ってあげてくださいね。
5ヶ月なら、ベビーバスや大きめのバケツで
始めての夏に水遊びを体験させてあげたいと思うなら、ビニールプールではなく、ベビーバスや大きめのバケツを使いましょう。
大きめのバケツだと赤ちゃんの体も安定しやすいし、滑って倒れる心配もないですよ。
公共・ホテルのプール
施設のプールは、安全面を考えて赤ちゃんの入場制限をしている事が多いので、利用状況を確認しておきましょう。
利用制限の二つ目の理由は、水遊び用おむつをはいても衛生面で問題になることがあるからです。
スイミング用のオムツを履けば利用できる施設もありますが、オムツが完全に取れてないと利用できない施設のほうが多いです。
幼児用プールは多いですが、水遊び用おむつでもOKなところは少ないようです。
スポーツジム・スイミングスクールのプール
赤ちゃんや幼児対象のスイミング教室をしているジムやスクールなら、季節を問わず、年中プールを開放しているところもあります。
スクールの対象年齢がレッスンによって違うので、何ヶ月から参加できるのか、いつから始まるのか、それぞれの施設に問い合わせてみましょう。
スイミングスクールは会員にならないと利用できませんが、低年齢のときは保護者と一緒なのでママの産後ダイエットと思って利用してみるのもいいですね。
6ヶ月未満の赤ちゃんがプールに良くないワケ
0歳児の赤ちゃんがプールにあまりお奨めできない訳がいくつかあります。
「大人が側に付いていても水が危ない」のはもちろんですが、プールの危険はそのほかにも…。
しっかりと安全策をとって、水遊びを楽しませてあげてくださいネ。
大人が思うよりも、プールの水温が低い
暑い日のプールや水遊びは、本当に気持ちがいいですよね。
でも1歳にもなっていない赤ちゃんにとっては、体の機能が成長した子供や大人よりも温度が低く感じてしまうんです。
水温をコントロールしているスイミングスクールは、夏でも冬でも30.5℃~31.5℃ぐらいなので、温水プールと同じです。
自宅のビニールプールで遊ばせる時は、この温度よりも少し低めに設定してあげれば、体の負担もすくなくなります。
屋外でぬるいお風呂に入っているイメージなので、少し長めの時間でもプールで遊ばせる事ができますよ。
施設の屋外プールだと水温が低めなので、長時間の水遊びはとても疲れてしまいます。
5分~10分遊ばせたら、しっかり体を拭いてから体を温められる場所で休憩をとりましょう。
といっても、水遊び用オムツは濡れたままなので、そこから体が冷えていきます。
濡れた体のまま屋外に長時間いるのは体によくないので、プールで遊ぶのは長くても1時間が限度です。
目と肌に悪い直射日光
ほとんど影のない屋外プールで水遊びをしているうちに、赤ちゃんの肌と体の水分がぬけていきます。
紫外線も、皮膚が薄い赤ちゃんには負担が大きいです。
しっかり日除けクリームを塗りたいところですが、施設の屋外プールでは水質を守るため、日除けクリームを禁止しているとこがほとんどです。
どうしても屋外プールに行きたいときは、日差しの弱い午前中がよいですが、午前中はプールの水温が低めなので、体の管理に十分注意してあげてください。
また、曇りや曇天のお天気は影がありますが、紫外線は晴天の時よりたくさん降り注ぎます。
プール表面に反射する光は目に良くないので、赤ちゃん用サングラスも用意しておくと良いでしょう。
庭のビニールプールは、できるだけ日陰を見つけて遊ばせてくださいね。
プールの塩素
屋外プールやスイミングスクールは、法律で定められた規定量の塩素が含まれています。
「水を頭からかぶらないから大丈夫!」と思っているママが多いですが、「経皮感作」といって皮膚から塩素が入り込んで、アレルギーなどを発症するリスクがあります。
プールの塩素濃度は大人や子供には影響のない値が決められていますが、皮膚の薄い赤ちゃんにとっては低い値とは言えないのです。
最近は塩素で除菌するのではなく、イオンでPH値をコントロールしてできるだけ塩素含有量を減らしているプールもあります。
もし長期間プールに通いたい、赤ちゃんの健康を気遣いたいなら、そういった施設で水遊びさせると良いでしょう。
お漏らしで人に迷惑をかけやすい & かけられる
オムツも取れていない赤ちゃんですから、おしっこやウンチを我慢しろというほうが無理ですね。
可愛いわが子のものなら良いのですが、他の赤ちゃんのそれだったらどうでしょう?
水遊び用オムツをしていても漏れるのも良くあることなので、気持ちが良いとは言えないと思います。
塩素で除菌されているとはいえ、やっぱり・・・ですよね。
私がジムに行っていたときも、幼児レッスン直後の黒いブツの噂が絶えませんでした(笑)
過ごしやすくなってきましたね!子育て、頑張ってね!