0才・1才児にそのしつけ間違ってない? ママの誤解がダメな子を作る

      2017/01/31

言葉が通じない小さな子供に「しつけをしっかり身に付けさせなきゃ」と思うと、何をどんなふうに教えればいいのか迷いますよね。

生活習慣の中でルールやマナーを身に付けさせるのは、成長に合わせたコツがあるんです。

身の回りのことができるようになると、人と関わる力が身に付いてきます。

月齢別の赤ちゃんの発達別に、ママのお世話の中でできるしつけの仕方をまとめました。

 

「しつけ」ってしかったり怒ること?

0才1才 しつけ

「しつけ」って、怒られるとか、怖いイメージがありますよね。

本当の意味のしつけは、社会の一員として気持ち良く振る舞うための生活習慣や、ルールやマナなどの「人との関わり方」をスムーズにするためのものなんです。

だから、「しつけ」は叱ることではないんです。

そしてしつけの大前提になるのが、親子の信頼関係です。

赤ちゃんの成長や個性に合わせる教え方ができれば、上手なしつけができるようになりますよ。

赤ちゃんや小さな子供は、周りの大人たちの行動を見て、それを真似してどう振る舞うべきかを覚えていきます。

大好きなママがそばで見守っているからこそ、赤ちゃんはいろんなことに挑戦したり、我慢できるようになるのです。

赤ちゃんや子供の成長には個人差があるので、さりげなくサポートしながら、おおらかに見守っていきましょう。

 

0歳代、言葉が通じないのにしつけ?

子育て 育児

生後6カ月ごろになると、特定の人の顔がわかるようになり、人見知りも始まります。

短期記憶力がついたり、パパやママの言葉に反応したり、自分の意思が少しずつ体を使って表現出来るようになってきます。

表情読みとれる判断力もついてきて、言葉や動作の意味を理解し始め、自己主張が出てきます。

こんにちは。こままごです。
0歳代の時期に大切なのは、親がきちんと生活する姿を見せることよ。
例えば、挨拶をする、食事前に手を清潔にする、起きたら着替えるなど、あたり前のマナーや習慣を繰り返すことで、赤ちゃんの脳にパターンが刻まれていくわ。

 

夫婦で挨拶する家の子は、外でも挨拶できる

子育て 育児

パパやママの朝の挨拶など、大人が声がけしている姿を見ると、赤ちゃんは言葉はわからなくても「挨拶するもんなんだ」と自然に分かってきます。

「おはよう」「ありがとう」などはもちろん、授乳や離乳食前後に「いただきます」「ごちそうさま」と声掛けをする習慣をつけていきましょう。

パパの出勤時や帰宅時に「いってらっしゃい」「お帰りなさい」など、夫婦間のコミニュケーションを赤ちゃんは見ています。

手洗いや歯磨きは「キレイにする気持ちよさ」を伝える

英語の子育てと育児英会話。

自分で手や顔を洗うのは難しいので、拭いて手足をきれいにすることから教えましょう。

離乳食の前後やお出かけ後に、濡れタオルなどで体を拭く事を習慣づけて。

赤ちゃんのお世話をする前に「キレイキレイしようね」と声掛けを繰り行していくと、赤ちゃんはお世話を受け入れる準備ができるようになります。

歯磨きは下の前歯が2本生えた位から。

離乳食やおやつの後に、湯冷ましや麦茶を飲ませるなど、口の中をすっきりさせることから始めます。

歯を濡れガーゼなどで拭いて、「食べたらきれいに」を習慣付けましょう。

大人が歯磨きをする姿を見せて、真似をしたがったら歯ブラシを持たせて、口の中に入れる練習を。

手洗いも歯ブラシも、終わった後に「さっぱりしたね」「きれいになったね」など清潔にすると気持ちが良いことを伝えます。

集中して食事するのに、テレビ・スマホはNG

英語の子育てと育児英会話。

集中して食事ができる赤ちゃんは、大きくなっても勉強や自分の興味に集中できる子供に育ちやすいです。

0歳代は、楽しく食事をすることや、手づかみで自分で食べられると言う満足感を育てていきましょう。

授乳時や離乳食の時はテレビを消して、おもちゃなど気が散りやすいものは、視界に入らないように片付けて。

オムツ、着替えで声がけすると、しつけがラクに

オムツが汚れて赤ちゃんが泣いたら「おむつ替えようね」とまず声をかけて。

オムツを替え終わったら「すっきりしたね」「気持ちよかったね」と、オムツを替えると気持ちいいことを伝えましょう。

着替えの時も「手に袖を通すよ」などと声掛けして、着替えのイメージを赤ちゃんに伝えてていくと、言葉と行動が一致するようになってきます。

0歳代は、赤ちゃんの気持ちに共感する声掛けが「しつけ」なの。
言葉や表情といった愛情のやり取りが、絆を深めて、思いやりの気持ちを育てる基礎になるのよ。

 

1歳代、イヤイヤ期

毎日正しい生活習慣を繰り返すことで、赤ちゃんは自然と真似をして、マナーやルールを自然に身につけて行きます。

「言葉と動作」で挨拶の意味がわかってくる

まだ言葉を十分理解できないので、動作と言葉を一緒に言うと挨拶の意味が理解しやすくなります。

例えば、「ごめんなさい」「ありがとう」と一緒に頭をペコリ、「いただきます」「ごちそうさま」の時は手を合わせるといった具合です。

お出かけの時は、出会った人におじぎや手を振るなど動作と一緒に挨拶を。

表情や声のトーン、身振り手振りを大げさな位にすると、赤ちゃんにもわかりやすく、挨拶が遊びの1つになっていきます。

上手にあいさつできたらしっかり褒めてあげると、褒められた嬉しさが、挨拶する気持ち良さにつながっていきます。

1歳代の手洗い、歯磨き習慣は、大人になっても影響が

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赤ちゃんを抱っこして洗面所で手洗いする、オムツが取れたなら用を足した後に手を洗うのを習慣付けましょう。

小さい時に習った手洗いの方法は、子供時代に変わることがないので、「丁寧に教えても無理かな… 」 と思わず正しい手洗いの仕方を教えましょう。

洗面所の手洗いは、「水を流す、泡立てた石鹸でしっかり洗う、水ですすぐ、蛇口を閉める、タオルでふく」といった一連の動作を何度も繰り返して。

食事やおやつの前後の手洗い、外から帰ってきたときなど、「けじめ」として手洗いを上手にしつけに取り入れて。

歯磨きを習慣づけるには、ママがお手本を見せながら、「歯磨きが気持ちいい」と興味を持たせることです。

お気に入りのぬいぐるみで歯磨きごっこしたり、「お口のばい菌さん、バイバイ」などと声掛けしながら、楽しく歯磨きできる習慣を。

仕上げ磨きは、少しでも嫌がったらストップして、無理強いしないでゆっくり慣れさせるようにしましょう。

食事と遊びを区別させて、食べ物の大切さを教える

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1歳代前半は、道具を使って食べることに興味が出る時期です。

最初はスプーンで食べ物をすくったり、フォークで突き刺すなどして、道具の使い方を見せる事から始めてみましょう。

食事の途中で遊び出したり席を立ったら、「食べないなら、ごちそうさまするよ」と毅然と伝えて、食べ物を粗末にしないしつけが大切です。

小さいうちは、食事と遊びの違いがわからないですが、こういった繰り返しの中で「遊ぶと食事が終わる」と理解して、食事のマナーが身に付いていきます。

片付けをしつけると、ママもラク

おもちゃで遊んだ後、ママが片付ける姿を見せて、一緒に片付けをするよう誘ってみます。

大切なのは、遊び終わったおもちゃなどを「どこかにしまう」「箱の中に入れる」と理解させること。

片付けができるようになると、「できたね、すごい!」と大げさに褒める、「片付けてくれて、ママうれしい」など子供の達成感をくすぐると◯

上手に片付けできなくても、大人の価値観で「ダメ」と言わないこと。
子供を否定する言葉は、自己評価を下げて、成長してからのやる気をそぐ原因になるので、要注意です。

 

子供をしかった後のフォローって、ちょっと照れる?

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しつけは、正しい生活習慣を身につけさせることですが、言葉で言うほど簡単なものではありませんよね。

「ついつい感情的に叱ってしまう」「怒ってばかりいる」と感じているなら、叱る基準を少し下げてはどうでしょうか?。

教育熱心な人ほど子供に関心が集中しやすいので、子供のひとつひとつの行動を自分の基準を子供に押し付けやすいのです。

子育ては楽しいこと。

一緒に歌を歌ったり、遊んだり、子供との時間のほかに、自分のおしゃれや興味など自分自身の時間を大切にしましょう。

特に1歳のイヤイヤ期に入ると朝から晩まで手に負えないですが、何を言ってもだめな時は無理強いせずに、しつけを中断するのを判断するのも大事です。

叱った後のフォローも大切で、抱きしめたり、子供の気持ちに共感する、落ち着いたら遊びに誘うなど、子供目線の関わり方を伝えていきましょう。

大切なのはママと子供の絆を深めることで、親と子、友達同士といったふれあいを通じて、人との関わり方を学んでいきます。

我が子に共感しながら、正しい振る舞い方を伝えていくのが「しつけ」。

子供の1番の理解者として心に寄り添いながら、子供自身が自分でできること、「できた!」と言う達成感を与えながら、できることを増やしてあげましょう。

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