生後0・1・2・3ヶ月の授乳間隔や時間。ミルクと母乳、混合の量は?
2016/09/02
ミルクは赤ちゃんにとって、大切な栄養源。
だから、どんなふうにあげたらいいのか、ちゃんと体重のが増えてるかママは気を使いますよね。
赤ちゃんのミルクの飲み方や量は、大きくなるとどんどん変わってきます。
この時期、1日何回くらい授乳すればよいのか、生後0ヶ月~1ヶ月、1ヶ月~2ヶ月、2ヶ月~3ヶ月の授乳間隔や授乳時間、「完全母乳」「完全ミルク」「母乳とミルクを混合」それぞれの注意点などについてまとめました。
与え方のコツ
母乳
出ている量、飲んでいる量がわからず戸惑うママが多いですが、赤ちゃんはお腹がすいてミルクを欲しければ、ママのお乳を求めます。
赤ちゃんが欲しいだけ、しっかり飲ませてあげましょう。
母乳は、最初は薄めでさっぱり、最後は脂肪分が多い濃い味に変わります。
「左右同じに飲ませないといけない。」といわれていますが、片方をじっくり飲ませてあげるのでもOKです。
次の授乳で反対から飲ませるようにしてお乳のバランスを保てば、乳房の大きさが偏ることもありません。
お乳の出る量が多いのは、出ないママからするとうらやましいですが、乳房が張ってつらい時もあります。
少しラクになる程度に搾乳(お乳をしぼる)してみましょう。
授乳姿勢で赤ちゃんの飲みやすさが変わるので、最初は様子を見ながらベストポジションを探してください。
抱き方が悪いと腕が腱鞘炎になるので、体全体で抱き込むように赤ちゃんをホールドしてみましょう。
赤ちゃんを抱き上げる時やベッドに寝かせる時は、腕だけでなく体全体で赤ちゃんを動かせば、体の負担が少なくなります。
腰痛や坐骨神経痛を防ぐには、足は揃えず、前後に足をずらして立ちます。
体の一部分をベビーベッドにもたれさせて体を支えておくと、体が安定して負担も少なくなります。
落ち着きのない子供に育つ心配があるので、スマホやテレビを見ながら母乳をあげるのは絶対にやめましょう。
完全ミルク
1日に与える用量がミルク缶に書いてあるので、基本的にはそれを守りましょう。
母乳+ミルクの混合
母乳を飲ませてから、ミルクを飲ませるのが基本です。
母乳は赤ちゃんが好きなだけ飲ませても構いません。
母乳の出る量にもよりますが、ミルクは母乳よりもカロリーが高いので飲ませすぎに注意しましょう。
母乳の出が悪い時は、赤ちゃんの成長具合やおしっこの回数(1日8回以上)がよければ、足し足さなくても大丈夫。
検診のごとに、お医者さんや助産婦さんに付け足しのミルクの量を相談してみてください。
0ヶ月~1ヶ月
生まれてすぐから1ヶ月は、新生児と呼ばれる時期です。
飲み方に慣れてないので、授乳に時間がかかるかもしれません。
1ヶ月までは1回のミルクを飲む量も時間も少ないので、3~4時間以内に授乳が必要です。
赤ちゃんの母乳を吸う力が弱くて、うまく飲めない場合もあります。
完全母乳 | 1日8回以上 3~4時間に1回(夜中も授乳) 乳房は交互に。片方の乳房で5分以上じっくり飲ませる 欲しがれば、いくら飲ませてもよい |
完全ミルク | 0~1週目:1日60~80ml 8回程度 2週目以降:1日80~1200ml 8回程度 ※ミルク缶に書いてある容量を守る |
混合 | 1日8回以上 先に母乳を飲ませて、足りなければ30~40mlミルクを飲ませる |
(ミルクが足りている目安)
・おしっこの回数が1日8回以上
・赤ちゃんの体重が順調に増えている
・赤ちゃんの機嫌や顔色がいい
<母乳>
最初出が悪かった母乳も、飲ませるほどに出やすくなってきます。
赤ちゃんが欲しがるだけいっぱい飲ませてあげましょう。
手足の末端や腰周りを温めると血行が良くなって、お乳も出やすくなります。
寝不足になりがちですが、できるだけ睡眠も取って!
<ミルク>
哺乳瓶は母乳より飲む力が少なくて済むので、必要以上に飲んでしまうことがあります。
飲みすぎる時は、乳首の穴を小さいものに変えたり、哺乳瓶のキャップをきつくしめると、ミルクが吸いにくくなるので飲み具合を見ながら工夫してみましょう。
<母乳+ミルク混合>
母乳+ミルク混合の場合は、母乳を飲ませてから粉ミルクを。
哺乳瓶のほうがラクに飲めるので、母乳を嫌がる赤ちゃんもいますが、ママはリラックスしてこまめに母乳を与えてあげましょう。
1ヶ月~2ヶ月
1回の飲む量が増えて授乳時間が短くなります。
1ヶ月まで夜中に起こしていた授乳は、1ヶ月検診で医師の指導がなければ、起こしてあげなくてOK。
夜中の授乳をしなくてもよくなるので、ママの体も少しはラクになります。
お腹がすいていなくても、甘えたい気持ちからミルクを欲しがる時期です。
泣き続けたら、ミルクが欲しいのか、甘えたいのか、オムツがぬれていないかなど、ミルク以外の理由を考えてあげましょう。
完全母乳 | 1日8回程度 乳房は交互に。片方の乳房をじっくり飲ませる 欲しがれば、いくら飲ませてもよい |
完全ミルク | 1日120~160ml 6~7回程度 合計で700~1,000mlが目安 |
混合 | 1日8回程度 先に母乳を飲ませて、足りなければ120~160mlミルクを飲ませてもよい |
(ミルクが足りている目安)
・おしっこの回数が1日8回以上
・赤ちゃんの体重が順調に増えている
・赤ちゃんの機嫌や顔色がいい
2ヶ月~3ヶ月
授乳間隔が一定になってきて、赤ちゃんの「授乳ペース」が分かってきます。
1回に飲む量にムラがでてきて、遊び飲みをし始める子供もいます。
この時期にはミルクの飲み方にも個性がでてきて、1回でしっかり飲みきるタイプや、少しずつ何回も欲しがるタイプなど個人差が出てきます。
どちらの飲み方がよいというのではなくて、赤ちゃんがそうしたいから、飲み心地がいいから飲むタイプが違ってくるだけで、発達の遅れなど発育に問題はありません。
体重が増え始める頃なので、体重管理とミルクの量に注意しましょう。
完全母乳 | 1日6~8回程度 乳房は交互に。片方の乳房をじっくり飲ませる 体重の増え具合をみて、順調な場合はj乳の量をコントロール |
完全ミルク | 1日160~200ml 5~7回程度 合計で1,000mlが目安 |
混合 | 1日6~8回程度 先に母乳を飲ませて、足りなければ140~180mlミルクを飲ませてもよい |
(ミルクが足りている目安)
・赤ちゃんの体重が順調に増えている
・赤ちゃんの機嫌や顔色がいい
まとめ
3ヶ月になって授乳ペースができるまでは何かと心配になるものですが、赤ちゃんは自分でしっかり育とうとします。
生まれてすぐに個人差があっても、成長するにつれて逆転することもあります。
生まれてすぐは、寝られなくて疲れることが多いですが、ストレスをためないように、気楽に子育てを楽しんでくださいね。
過ごしやすくなってきましたね!子育て、頑張ってね!