ママと赤ちゃんの心と体の悩みとケアまとめ

      2016/10/09

産後は女性ホルモンの分泌量が、妊娠前や妊娠中から劇的に変化するので、体の具合が悪いと感じるママが多いのです。

産後はホルモンバランスが変化して、妊娠前には感じなかった体のトラブルがストレスになってしまいます。

またこの世に生を受けた赤ちゃんも、パパやママからのお世話を受けながらたくさんのものを吸収しながら、体と心を成長させていきます。

そこで産後のママたちが悩みがちな心と体の両方のトラブルや赤ちゃんのお世話の仕方、子供の教育やしつけなどの概要をまとめました。

女性ホルモンの種類と特徴

 

女性ホルモンの種類と特徴

若々しくキレイでいるために「女性ホルモン」は、女性ホルモンにはエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2種類があり、卵巣から分泌されます。

●エストロゲン:生理の後に分泌量が増えるホルモン
●プロゲステロン:排卵後に分泌量が増えるホルモン

それぞれの女性ホルモンは、次の特徴があります。

【エストロゲン】
●妊娠に備えて、子宮内膜を厚くする
●受精卵の着床を助ける
●骨や血管を強くする
●代謝を促す
●肥満を予防する
●発毛や髪のツヤを守る
●肌の潤いを保つ
●気持ちを安定させる

【プロゲステロン】
●子宮内膜や子宮筋の働きを調節する
●乳腺を発育させる
●体内の水分量を整える
●体温を上昇させる
●食欲を促す
●胃腸の働きを弱くする
●眠くさせる
●気持ちが不安定になる

 

妊娠中のホルモンバランス

妊娠中&産後の女性ホルモンの分泌量の変化は、女性の体と心に影響を与え、産後ならではの不調が現れます。

  妊娠中  

妊娠すると妊娠を維持し、赤ちゃんを産み育てる準備のために、女性ホルモンが大量に分泌されます。

月経のサイクルを作っていたエストロゲンとプロゲステロンが、妊娠を維持するためにたくさん分泌されます。

女性ホルモンの分泌が増えるので、体の中の水分が多くなり、むくみやすいなど、妊娠前に比べて体質の変化が現れます。

メラニン細胞を活性化させる女性ホルモンが増えるので、色素沈着を起こしてシミができたり、乳頭が黒ずむなどの症状も見られます。

  出 産  

妊娠中には胎盤でも作られていたエストロゲンとプロゲステロンは、胎盤が赤ちゃんを産む時に体の外に出てしまうので、通常の数百倍まで上昇した女性ホルモンの分泌量は一気に減少してしまいます。

これは生理がなくなった閉経に近い状態で、更年期のような症状が現れる場合もあるのです。

  産 後  

産後に乱れたホルモンバランスも、その後徐々に落ち着いてきて、離乳食が始まって母乳量が減ってくる時期になると安定してきます。

産後は女性ホルモンが一気に減って、体調や精神面でも不安定になりやすい時期です。

特に産後5日~10日の間に起こりやすいのが、マタニティ・ブルー(ズ)です。

【マタニティ・ブルー(ズ)】
●出産の急激な変化でに起こりやすい一過性の異常
●分娩直後の数日間に発現する、軽度の精神障害
●通常は数時間から数日程度で、一時的な症状といわれている
●欧米の発症率が30~76%に比べて、日本女性は6.5~25.8%と低い

産後は女性ホルモンが減少して、授乳のたびに母乳を作るプロラクチンが増加します。

食欲や睡眠欲、性欲などの本能的な欲求が抑えられ、だるい、やる気がないなどの症状が現れます。

エストロゲンが減ると体内の水分が失われ、水分不足が原因で頭痛が起こりやすくなったり、肌が乾燥しやすくなります。

 

女性ホルモンバランスの変化による不調

ホルモンバランスの変化でひき起こされるのは、心と体の両方のトラブルです。

また女性ホルモンの変化だけでなく、栄養不足や授乳など育児習慣が原因の症状も多く現れます。

  肌荒れ  

エストロゲンには肌の潤いを守る働きがあり、分泌が大量に減る出産後は肌が乾燥しやすくなります。

授乳中は体から水分が失われるだけでなく、睡眠不足やバランスのとれた食事が取れないことから、乾燥肌や湿疹などの症状が現れることがあります。

肌のハリが失われ、育児による時間不足から十分な肌のメンテナンスができないなども原因の1つになります。

いつも以上に保湿を心がけて、水分、栄養、睡眠を意識して取りましょう。

たっぷりの泡で顔や体を洗った後は、乳液やクリームなどで保湿ケアすれば改善します。

関連記事:
産後のホルモンバランスで肌荒れ。かゆい症状と湿疹を改善した方法

  不正出血  

ホルモンバランスの乱れからひき起こされるのが不正出血で、授乳回数の変化などで起こりやすい症状です。

出産後、女性ホルモンが徐々に落ち着いていきますが、授乳中は授乳回数の変化などによりホルモンバランスが安定しません。

不正出血が起こりやすい時期なので、生理以外の出血がある場合は念のために受診しましょう。

  抜け毛  

黄体ホルモンと呼ばれるプロゲステロンには、メラニン色素生成促進の働きや毛周期の延命効果があります。

妊娠中は、女性ホルモンが大量に分泌されるので、髪の毛が抜けること少なくなり、髪のボリュームが出てきます。

出産後、女性ホルモンの分泌量が減少して髪が一気に抜けるので、抜け毛が悩みになる人が多いようです。

抜け毛の解決策は、ホルモンバランスを整える食事を摂る事で、緑色の野菜、肉や魚がホルモンバランスを整える効果があります。

いつまで抜け毛が続くのか気になりますが、ほとんどの場合は出産後1年程度で、自然に妊娠前の状態に戻ります。

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  白 髪  

女性ホルモンのメラノサイトには、髪に色をつけるメラニン色素を作る細胞の働き「メラノサイト」に影響を与えています。

ホルモンバランスの乱れからメラノサイトの働きが鈍くなって、十分なメラニン色素が精製されずに髪からメラニン色素が失われてしまいます。

産後の白髪は、老化や貧血などの栄養不足、慣れない育児ストレス、睡眠不足などいくつもの原因が関係しています。

白髪は毛根に色素がなくなると元通りになることはないので、白髪を少なくするには黒い毛を生やすように、頭皮に栄養を与えたり、マッサージで血行を良くするなどの方法があります。

カラーリングやヘアマニキュアは、産後直後は頭皮が弱くなり荒れているケースが多く。母乳に与える影響があるので使用を控えましょう。

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  冷え性  

冷える原因は様々ですが、妊娠中に増えたプロゲステロンの減少に影響を受けています。

また慣れない育児のストレスが重なって、自律神経が不安定になると血液循環が悪くなり、冷えが起こりやすくなります。

血行が悪いと、頭痛や肩こり、腰痛などを引き起こす要因にもなるので、血の巡りを良くするマッサージや食事にも気をつけることが大切です。

  だるい、疲れやすい  

出産後は慣れない育児に加えて、女性ホルモンの分泌量が激減するため、更年期のような「だるさ」や「疲れ」といった症状が出ることがあります。

ホルモンバランスが安定してくると症状が落ち着くことが多いですが、この時期に無理をすると回復が遅れるので、しっかり休むことが大切です。

毎日だるく疲れやすい症状だと、育児や日常生活にも支障が出るので、産婦人科で受診してホルモン治療などを受ける必要があります。

  不安感、イライラ  

エストロゲンの分泌が減ると、精神を安定させるセロトニンの分泌も減って、不安感やイライラを感じるようになります。

出産後わけもなくイライラしたり、涙が出る状態が続くなら、それは「マタニティブルーズ」かもしれません。

マタニティブルーズの症状が出やすいのは出産後、5日から10日目の間で、1週間ほどで収まることがほとんどです。

女性ホルモンに代表されるエストロゲンとプロゲステロンのほかに、授乳で分泌されるプロラクチンと言うホルモンがあります。

このプロラクチンは、子供を守ると言う本能をつかさどるホルモンで、出産後にイライラしてしまうのは、このホルモンの影響も受けています。

バランスが元に戻れば落ち着いてくるので、出産後のイライラはいずれ落ち着きます。

  生理、月経のトラブル  

一般的に授乳中は生理がなく、女性ホルモンの分泌が落ち着いてきたり、授乳を止めると生理が戻ってきますが、月経が再び始まる時期は個人差があります。

生理が再開した後、2回~3回までは周期が乱れたり、少量の出血が続くことがあります。

卒乳後3ヶ月以上経っても月経が再開しない場合や、生理の再開後、半年たっても月経不順が続く場合は婦人科で受診をしましょう。

また、月経前にイライラしたり、だるくなるなどの不調が現れる場合は、月経前症候群(PMS)の可能性があります。

月経前症候群は、漢方薬等で改善できます。

  セックスレス  

月経が再開するまでは、多くの女性がホルモンの影響で性欲が出ない傾向にあります。

膣の中が濡れにくいので痛みを感じたり、育児の疲れでセックスに気持ちが向かないなどの原因でセックスレスになりやすいのです。

  産後うつ  

産後うつの原因は、出産後のホルモンバランスの乱れに育児ストレスが加わって発症する心体の病気です。

育児を完璧にしたい、立派に子供を育てたいと言う責任感や、育児書通りに子育てが進まないなど赤ちゃんと接する母親の性格によっては、産後うつになりやすい場合もあります。

また夫や夫の両親、自分の両親のちょっとした一言や行動に傷ついて、イライラするなどマイナスの感情が出やすくなります。

さらに睡眠不足や家事ができないことの罪悪感など、置かれた環境によって産後うつの要因は様々です。

産後うつは、出産後一過性に症状が出るマタニティブルーズとは違い、出産後2週間から4週間を過ぎてから、産後うつ特有の症状が2週間以上続く場合、発症している疑いがあります。

産後うつ診断でセルフチェックして症状があるようなら、なるべく早く心療内科や精神科など専門家に相談を。

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出産後のママの体の変化

  体  重  
出産直後に約5キロから6キロ落ちて、そのあと半年位で元の体重に戻ります。
母乳中はたくさん食べても、その分がお乳になるのであまり太りません。
母乳育児をしている人は、授乳中は体重が落ちやすい傾向にありますが、卒乳後は産後太りになりやすいので気をつけましょう。

  バ ス ト  
妊娠中、授乳中は乳腺が発達して大きくなりますが、卒乳後半年位でほぼ元のサイズに戻ります。
バストの形の崩れは授乳姿勢が影響していて、赤ちゃんが正しく吸いついていなくて、引っ張り飲みや遊び飲みをしていたら、垂れ乳になることがあります。
出産後のバストのケアは、筋肉を鍛える、バストマッサージ、補正下着、サプリメントなどの方法があります。

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  骨  盤  
妊娠すると骨盤が開いていきますが、出産後自然に収縮していきます。
骨盤が正しい位置に戻るのを助けるために、骨盤ベルトやサラシで恥骨の高さの骨盤周りを締める「骨盤ケア」をします。
また骨盤や骨盤底筋群を正しい位置に戻す体操は効果的です。
骨盤の歪みを直しておけば、出産後の尿漏れの心配が解消できます。

  子  宮  
出産直後、至急は子供の頭ほどの大きさになり、徐々に小さくなって6週間~8週間で元の大きさや位置に戻ります。
出産後に骨盤ケアをしっかりしておかないと、子宮脱になる場合があります。

  関節・靭帯  
緩んだ関節や靭帯をそのままにしておいたり、授乳時の歪んだ姿勢が癖になると、内臓下垂を起こして下半身に脂肪がつきやすくなります。

  髪の毛  
出産後2ヶ月~3ヶ月目に抜け毛になりやすいのは、女性ホルモンの乱れが原因です。
女性ホルモンが整う1年後には、出産後に気になった抜け毛はほとんどなくなります。
出産後に白髪が増えるのは、母乳育児で母体に十分な栄養が行き渡っていない場合や、ホルモンバランスの乱れによるものが原因です。
出産直後は頭皮が荒れているので、ヘアカラーなど刺激の強い毛染めは避ける方が良いでしょう。

  肌  
出産で体内のホルモンや免疫の状態が大きく変わるので、シミや肌荒れのトラブルになりやすいです。
規則正しい生活、栄養バランスのとれた食事、十分な睡眠をとって、出産後の体をいたわってあげましょう。

  お 腹  
妊娠で下腹部についた脂肪は取れにくいので、エクササイズやカロリー摂取を考えた食事で体重をコントロールしていきます。
できてしまった妊娠線は完全に消えることがありませんが、出産後1年位でかなり目立たなくなります。

  おしり・ヒップ  
関節や靭帯が痛むので、筋肉を鍛えないでいると内臓が下垂しておしりに脂肪がつき、垂れやすくなります。

赤ちゃんの予防接種

赤ちゃんを病気から守るために、できるだけ早い時期から予防接種を受けて免疫力をつけることが大切です。

赤ちゃんの予防接種は、生後2ヶ月から受け始めて6ヶ月までがピークで、定期接種と任意接種指定されたワクチンを効率よく、短期間で免疫をつけさせる同時接種で受けることが必要です。

ワクチンは感染症の原因となるウィルスや殺菌を生成加工して、病原性(毒性)をなくしたり弱めたりして、体の中に入れても万全な状態にしたもののこと。

ワクチンを接種することで感染症に対する免疫力がつくので、病気にかかる前にワクチンを接種しておけば、病気の予防や重症になるのを防げます。

国が積極的に接種を推奨しているワクチンが「定期接種」で、ヒブ、小児用肺炎球菌、四種混合Ⅰ期、BCG、MRⅠ期、 水痘、日本脳炎Ⅰ期があります。

国は積極的に接種を推奨していないワクチンでも、定期接種と同じ必要性があるのが「任意接種」で、B型肝炎、ロタウィルス、インフルエンザ、おたふくかぜがあります。

予防接種はワクチン内にわずかながら病原体の毒性が含まれているので、「副反応」と呼ばれる一時的な体調不良など、望ましくない反応が出ることがあります。

予防接種にある副反応は、軽い症状がほとんどで、発熱する、接種部位が赤く腫れる赤ちゃんの機嫌が悪くなるなどの症状になります。

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「3才児神話」は昔の話

「3才まで子供は家庭で母親が育てるべき」と言う3才児神話は、学術的根拠がないことが実証されています。

「3才児神話」は、「脳が画期的に発達する3才までの育て方が大切」と言う説が「3才までは母親が子育てをしたほうがいい」と解釈されてきたものです。

今は子供と過ごす時間は長さではなく質こそが大切と考えられていて、いかに親が愛情を持って子供と接するかが大切です。

同年齢の子供たちが集まる保育園は、育児のプロである保育士に安心して子育てを任せられます。

小さい時から保育園などの集団生活に入ることで、早くから社会性が育つこと、子供の精神身体発達に良い影響を与えると考えられています。

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